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研究者詳細情報
国際文理学部 食?健康学科
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奥村 文彦
准教授

奥村 文彦

オクムラ フミヒコ

略歴

1999年 神戸学院大学薬学部薬学科卒業(薬剤師免許取得)
2001年 九州大学大学院薬学研究科医療薬学専攻修士課程修了(修士(薬学))
2005年 九州大学大学院医学研究科分子常態医学専攻博士課程修了(博士(医学)) 
2005年~2008年 米国スクリプス研究所(The Scripps Research Institute)Research associate
2008年~2011年 北海道大学大学院医学研究科医学専攻生化学講座医化学分野助教 
2011年~2016年 名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻情報機構学講座分子修飾制御学グループ助教 
2016年~2019年 名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻情報機構学講座分子修飾制御学グループ講師   
2019年~現在に至る 福岡女子大学国際文理学部准教授

取得学位

博士(医学)

研究テーマ

タンパク質の翻訳後修飾による活性制御

研究概要

タンパク質の発現量は「合成」と「分解」で調節されている。タンパク質のユビキチン修飾(ユビキチン化)依存的分解は非常に重要であり、その破綻は様々な疾患を引き起こす。一方、ユビキチン類似タンパク質ISG15もユビキチンと同様にタンパク質の修飾に用いられる(ISG15化)。ISG15化の詳細な生理的役割は解明されていないが、私たちの解析結果からタンパク質(酵素)の活性化を引き起こすことが示唆されている。これら2つのタンパク質修飾を軸に今後も解析を進める。

主要研究業績等

学会発表

  • 餌取 遥、帯田 孝之、奥村 文彦(2024) ポリアミンはISG15修飾量を制御する 第47回日本分子生物学会年会、福岡
  • 餌取 遥、帯田 孝之、奥村 文彦(2024) ポリアミンによるISG15修飾の制御 第97回日本生化学会大会、横浜
  • 奥村 文彦、仁田 暁大、中山 敬一、Alexander Hahn、Dong-Er Zhang(2023) インターフェロンにより誘導されるIBPはIFITM1と結合し、特定のウイルス感染を抑制する 日本薬学会第144年会、横浜
  • 奥村 ?彦、仁? 暁?、中? 敬?、Alexander Hahn、Dong-Er Zhang(2023) インターフェロン誘導タンパク質ISGはIFITM1と結合し、特定のウイルス感染を抑制する 第46回日本分子生物学会年会、神戸
  • 奥村 文彦、仁田 暁大、中山 敬一、Alexander Hahn、Dong-Er Zhang(2023) インターフェロンにより誘導されるISGはIFITM1と結合し、一部リソソームに局在する 第96回日本生化学会大会、福岡
  • 座長:奥村 文彦(福岡女子大)、八巻 耕也(神戸薬科大)(2022) 「タンパク質」 日本薬学会第143年会、ハイブリッド開催、オンライン参加
  • 奥村 文彦、大木 のどか、山田 詩乃、田中 環、福井 裕美、畠山 鎮次(2022) クルクミンはISG15活性化酵素を抑制しISG15修飾を減弱する 日本薬学会第143年会、ハイブリッド開催、オンライン参加、口頭発表
  • 大木 のどか、山田 詩乃、田中 環、福井 裕美、畠山 鎮次、奥村 文彦 (2022) 香辛料はISG15活性化酵素を阻害してISG15修飾を抑制する 第45回日本分子生物学会年会、幕張メッセ、ポスター発表
  • 大木 のどか、山田 詩乃、田中 環、福井 裕美、畠山 鎮次、奥村 文彦 (2022) 香辛料によるISG15修飾の抑制 第95回日本生化学会大会、名古屋国際会議場、ポスター発表
  • 奥村 文彦、大木 のどか、藤木 結葉、生田 李緒、濱田 俊、中務 邦雄、久本 直毅、原 太一、嘉村 巧(2021) 筋分化で誘導されるタンパク質ZSWIM8はC2C12筋芽細胞の分化を抑制する 日本薬学会第142年会、オンライン開催、口頭発表
  • 奥村 文彦、大木 のどか、藤木 結葉、生田 李緒、濱田 俊、中務 邦雄、久本 直毅、原 太一、嘉村 巧(2021) Cul2結合タンパク質ZSWIM8はC2C12筋芽細胞の分化を抑制する 第44回日本分子生物学会年会、横浜、ハイブリッド形式、口頭発表
  • 奥村 文彦, 大木 のどか, 藤木 結葉, 生田 李緒, 濱田 俊, 中務 邦雄, 久本 直毅, 原 太一, 嘉村 巧(2021) Cul2結合タンパク質ZSWIM8はC2C12筋芽細胞分化に伴い発現誘導される 第94回日本生化学会大会、オンライン開催、口頭発表
  • 山下詩歩、中村 強、奥村文彦(2021) MCT の抗肥満作用 TSOD マウスを用いた解析 第17回日本栄養改善学会中国支部学術総会、山口県立大学、口頭発表
  • 奥村 文彦, 藤木 結葉, 大木 のどか, 尾崎 加奈, 錦見 昭彦, 福井 宣規, 中務 邦雄, 嘉村 巧(2020) 必須微量元素セレンによる小胞体ストレス応答タンパク質SELENOSの安定化 日本薬学会第141年会、オンライン開催、口頭発表
  • 奥村 文彦、藤木 結葉、大木 のどか、尾崎 加奈、錦見 昭彦、福井 宣規、中務 邦雄、嘉村 巧(2020) ユビキチンリガーゼKLHDC1によるSELENOSの品質管理と小胞体ストレスの蓄積 第43回 日本分子生物学会年会 (MBSJ2020)、オンライン開催、ポスター発表
  • 奥村 文彦,藤木 結葉,大木 のどか,尾崎 加奈,錦見 昭彦,福井 宣規,中務 邦雄,嘉村 巧(2020) SELENOSはセレノシステイン取り込みにより安定化する 生命金属に関する合同年会(ConMetal 2020)、オンライン開催、招待講演、シンポジウム
  • 奥村文彦(2020) ユビキチンリガーゼKLHDC1は不完全なSELENOSを除去する 第93回日本生化学会大会、オンライン開催、口頭発表
  • 奥村 文彦、藤木 結葉、大木 のどか、尾﨑 加奈、中務 邦雄、嘉村 巧(2019) 低酸素応答因子HIF-2alphaはVHL病抑制因子B-Mybを安定化する 日本薬学会第140年会、京都、口頭発表(開催は中止、年会は成立)
  • 森田 敏基、小原 圭介、奥村 文彦、嘉村 巧(2019) 出芽酵母転写抑制因子 Mtt24の分解制御機構 第42回日本分子生物学会年会、福岡、ポスター発表
  • 吉川 拓、小原 圭介、奥村 文彦、嘉村 巧(2019) アダプタータンパク質 Mmr1の選択的分解によるミトコンドリア の局在制御機構 第42回日本分子生物学会年会、福岡、ポスター発表
  • 酒井 洋二、小原 圭介、奥村 文彦、嘉村 巧(2019) 飢餓状態における Rrn3の分解制御機構の解析 第42回日本分子生物学会年会、福岡、ポスター発表
  • 渡邉 祥太郎、小原 圭介、奥村 文彦、嘉村 巧(2019) 出芽酵母のストレス応答因子 Wta1の制御機構の解析 第42回日本分子生物学会年会、福岡、ポスター発表
  • 奥村 文彦、奥村 晶子、中務 邦雄、嘉村 巧(2019) HIF-2alphaによるフォン?ヒッペル?リンドウ病抑制因子B-Mybの安定化 第42回日本分子生物学会年会、福岡、ポスター発表
  • 奥村 文彦(2018) セレン(Se)によるユビキチン化抑制と小胞体ストレス応答効率化メカニズムの解明 第2回ユビキチン研究会、東京大学?武田ホール、口頭発表
  • 奥村 文彦、奥村(城尾) 晶子、小原 圭介、Alexander Petersen、錦見 昭彦、福井 宣規、 中務 邦雄、嘉村 巧(2018) ユビキチンリガーゼSPSB4はEphB2を介した細胞間反発運動を抑制する 第41回日本分子生物学会年会、横浜、ポスター発表
  • 奥村 文彦, 植松 桂司, 外海 駿輔, 奥村(城尾) 晶子, Dawit Hailu ALEMAYEHU, 錦見 昭彦, 福井 宣規, 中務 邦雄, 嘉村 巧(2017) ユビキチンリガーゼASB7 によるDDA3 の発現制御 は適切な紡錘体形成と染色体分配に必要である 日本薬学会第138年会、金沢、口頭発表
  • 奥村 文彦(2017) Cul2型ユビキチンリガーゼFODによる筋分化の抑制 第1回ユビキチン研究会、東京大学大学院薬学系研究科、口頭発表
  • 奥村 文彦、植松 桂司、外海 駿輔、奥村(城尾) 晶子、Alemayehu Dawit、錦見 昭彦、福井 宣規、中務 邦雄、嘉村 巧(2017) ユビキチンリガーゼASB7によるDDA3の発現制御は、適切な紡錘体形成と染色体分配に必要である ConBio2017、神戸、招待講演
  • 奥村 文彦, 植松 桂司, Byrne STUART D., 平野 みえ, 奥村( 城尾) 晶子, 錦見 昭彦, 執印 太郎, 福井 宣規, 中務 邦雄, 嘉村 巧(2016) pVHL 依存的なB-Myb とHIF αの分解はそれぞれ独立してVHL 病を制御している 日本薬学会第137年会、仙台、口頭発表
  • 奥村 文彦, 植松 桂司, 外海 駿輔, 奥村(城尾) 晶子, Dawit Hailu Alemayehu, 錦見 昭彦, 福井 宣規, 中務 邦雄, 嘉村 巧(2016) ユビキチンリガーゼASB7によるDDA3の発現制御は適切な紡錘体形成と染色体分配に必要である 第39回 日本分子生物学会年会、横浜、ポスター発表
  • 奥村 文彦, 植松 桂司, Stuart D. Byrne, 平野 みえ, 奥村(城尾) 晶子, 錦見 昭彦, 執印 太郎, 福井 宣規, 中務 邦雄, 嘉村 巧(2015) pVHL依存的なFOBとHIFαの分解はそれぞれ独立してVHL病を制御している 第38回 日本分子生物学会年会、第88回日本生化学会大会合同大会、神戸、口頭発表(座長)
  • 奥村 文彦, 植松 桂司, 松崎 真理子, 平野 みえ, 奥村 晶子, 錦見 昭彦, 金森 正和, 執印 太郎, 福井 宣規, 中務 邦雄, 嘉村 巧(2014) pVHLはFOBとHIF-αの分解を介してVHL病を制御する 第37回 日本分子生物学会年会、横浜、口頭発表
  • 奥村 文彦,奥村 晶子,植松 桂司,畠山 鎮次,Dong-er Zhang,嘉村 巧(2013) Regulation of protein translation by ISG15-modified PKR 第36回 日本分子生物学会年会、神戸、ポスター発表
  • Fumihiko Okumura(2013) Activation of PKR by ubiquitin-like molecule ISG15 modification down-regulates protein translation The Ubiquitin-Proteasome System: From Basic Mechanisms to Pathophysiological Roles, CH?TERAIS? Gateaux Kingdom SAPPORO, Japan、国際シンポジウム、ポスター発表
  • Fumihiko Okumura(2012) Activation of double-stranded RNA-activated protein kinase (PKR) by interferon stimulated gene 15 (ISG15) modification down-regulates cap-dependent translation 1st International Symposium on Protein Modifications in Pathogenic Dysregulation of Signaling、東京大学医科学研究所、国際シンポジウム、招待講演
  • Fumihiko Okumura, Akiko Okumura, Shigetsugu Hatakeyama, Zhang Dong-Er, Takumi Kamura (2012) Activation of double-stranded RNA-activated protein kinase (PKR) by interferon stimulated gene 15 (ISG15) modification down-regulates cap structuredependent translation 第35回 日本分子生物学会年会、博多、口頭発表(英語)
  • 植松 桂司、嘉村 巧、奥村 文彦(2011) Activation of PKR by ubiquitin-like molecule ISG15 modification (ISGylation) 第二回公開シンポジウム 「修飾シグナル病」学術領域の新展開、東京大学医科学研究所、ポスター発表
  • 15. 奥村 文彦,奥村 晶子,松本 雅記,中山 敬一,嘉村 巧,畠山 鎮次(2011) TRIM8 regulates Nanog via Hsp90β-medicated nuclear translocation of STAT3 in embryonic stem cells 第34回日本分子生物学会年会、横浜、口頭発表
  • 奥村 文彦(2010) タンパク質は翻訳後修飾(ポリユビキチン修飾、ISG15修飾、NO修飾)により多様な活性制御をうける GCOEセミナー、名古屋大学、招待講演
  • 奥村 文彦、松永 結、片山 雄太、中山 敬一、畠山 鎮次(2010) TRIM8 modulates STAT3 activity through negative regulation of PIAS3 第33回日本分子生物学会年会、第83回日本生化学会大会合同大会、神戸、ポスター発表
  • 奥村 文彦、畠山 鎮次(2010) TRIM8はPIAS3を抑制することでSTAT3シグナル経路を亢進する。 第47回日本生化学会北海道支部例会、口頭発表、札幌、招待講演
  • Fumihiko Okumura、Deborah J. Lenschow, Shigetsugu Hatakeyama, Dong-er Zhang(2009) Nitric-oxide modification (Nitrosylation) of ISG15 contributes to effective ISG15 modification (ISGylation) 第32回日本分子生物学会年会、横浜、ポスター発表
  • 奥村 文彦、Wei-guo Zhou、Dong-er Zhang、畠山 鎮次(2008) メッセンジャーRNAキャップ構造結合分子eIF4E1ホモログ4EHPはユビキチン様分子ISG15修飾によりキャップ構造結合活性が増強される 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会、神戸、口頭発表
  • 奥村 文彦、Wei-guo Zhou、畠山 鎮次、Dong-er Zhang(2008) ユビキチン様分子ISG15依存性翻訳制御による免疫制御の解明 第45回日本生化学会北海道支部例会、札幌、招待講演
  • 奥村 文彦、畠山 鎮次、松本 雅記、嘉村 巧、中山 敬一(2004) U-box型ユビキチンリガーゼUFD2aによる神経軸索誘導因子FEZ1の機能調節 第27回日本分子生物学会年会、神戸、口頭発表
  • 奥村 文彦、畠山 鎮次、中山 敬一(2003) U-box型ユビキチンリガーゼUFD2aによる神経軸索誘導因子FEZ1の機能調節 第26回日本分子生物学会年会、横浜、口頭発表
  • Fumihiko Okumura, Shigetsugu Hatakeyama and Keiichi I. Nakayama(2003) Functional regulation of neurite inducer FEZ1 by U-box type ubiquitin ligase UFD2a The 2nd CREST Symposium on "Development, Differentiation and Regeneration"、東京、ポスター発表
  • Fumihiko Okumura, Shigetsugu Hatakeyama and Keiichi I. Nakayama(2003) Functional regulation of neurite inducer FEZ1 by U-box type ubiquitin ligase UFD2a The ubiquitin family, Cold spring harbor laboratory, New York, 国際シンポジウム、ポスター発表
  • 奥村 文彦、畠山 鎮次、中山 敬一(2002) U-box型ユビキチンリガーゼUFD2aによる神経軸索誘導因子FEZ1の機能調節 第25回日本分子生物学会年会、横浜、ポスター発表
  • 奥村 文彦、植田 正、橋本 喜夫、大栗 誉敏、井本 泰治(2000) alpha-LactalbuminのCa2+結合