本の紹介

本の紹介 41号
 B o o k s    R e c o m m e n d a t i o n      No.41

 「光」を描く、画家達がいました。
19世紀の後半、パリで活躍した彼を「印象派」と呼びます。
移ろいゆく光を、色彩を通して捉えるという手法で描かれた絵画は、
世界中の人々を魅了しています!
もちろん、日本でも大変人気があり、実際にご覧になった方もたくさんいると思います。
中には印象派の殿堂、オルセー美術館に行かれた方もいるかもしれませんね。
今回は、「印象派」に関する図書三冊をご紹介します。

★ 原田マハ著 集英社 2013,3 請求記号913.6/14学
ジヴェルニーの食卓
マチス、ドガ、セザンヌ、モネのエピソードを綴った短編集です。
キュレーターとして働いた経験を持つ著者ならではの、緻密な知識に基づいて描かれた小品群。
語り手は画家自身ではなく、彼らの人生と交った女性たちです。
助手、ライバル、画材屋の娘、義理の娘。彼女たちが目にした画家達の姿とは。
 
★ 岩井希久子著 美術出版社 2013,6 請求記号724.9/14学
マネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん
絵画修復という仕事をご存知ですか?
絵画修復のエキスパート?岩井希久子さんが語る、修復を手掛ける中で起こったドラマや、
修復家だけが知っている絵の秘密などが語られている本書。
名画の8割は過去の悪しき修復によってオリジナルの輝きが失われている現実や、
女性として仕事を続けてきた涙を誘うエピソードなど、絵の新しい見方が加わる一冊です。

★フィリップ?フック著 白水社 2009,7 請求記号723.05/H85
印象派はこうして世界を征服した
先日、オークションでピカソの絵画が215億円で落札されました。
このニュースをご存知の方もいるでしょう。なぜ、これほどの高額で取引されるのか。
本書は、絵の値段というわかりやすいバロメーターも含めた、
競売人(オークショニア)だった著者が明かす印象派美術史の舞台裏です。
印象派ファンもアンチ印象派も楽しめる一冊です。

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