近年、グリーン(GX(※2))及びデジタル(DX(※3))を中心とした理工系分野の人材不足が我が国の課題とされ、特に、大学等における理工系分野への女性の入学者が少ないことが指摘されています。本学では、こうした社会の動向を受け、新学科の設置を計画しています。その内容についてQ&A形式でご紹介します。
2027年4月に、現在の「環境科学科」を改組し、新たに「環境理学科(仮称)」「生活情報工学科(仮称)」の設置を計画しています。「国際教養学科」「食?健康学科」と合わせ、国際文理学部は4学科体制となります。
本学においても近年情報?通信分野の就職者が増加傾向にあることや、特に「環境科学科」においては高度人材に求められる専門性に応じたカリキュラムの整備や将来像の提示が求められており、そうしたニーズに対応するものです。
「環境理学科」では化学?生物学を中心とした自然科学の基礎を鍛え、GXによる地域?国際的な環境問題に関わる人材を育成します。
「生活情報工学科」では生活者の視点から、生活工学、情報工学、社会工学を基礎として、DXによる地域の社会課題に関わる人材を育成します。
本学が強みとする文理統合教育、インターンシップやPBL(問題解決型学習/プロジェクト型学習)等による実践演習を通じて、複雑な社会課題の解決に貢献できる力や、国内外の企業?大学?自治体との連携により、実社会で即戦力となる能力を身につけることができます。
※1 設置計画は予定であり、内容は変更することがあります。
※2 GX(グリーントランスフォーメーション):化石エネルギーを中心とした現在の産業構造?社会構造を、クリーンエネルギー中心へ転換する取組のこと。
※3 DX(デジタルトランスフォーメーション):デジタル技術によってビジネスや社会、生活の形?スタイルを変えること。