ブックタイトルアイランドシティプロジェクト

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概要

アイランドシティプロジェクト

 アイランドシティは平成17年のまち開きから10周年を経過しました。アジアの産業交流拠点づくり、環境?健康を軸とした快適な居住環境、島内を取り巻く固有資源(香椎宮、御島、立花山など)を活かした歴史や景観への配慮など、福岡市の未来を先導するまちづくりに向けた取組が進められています。 一般にほとんど知られていないアイランドシティの取組や成り立ちの経緯を明らかにするために、福岡市委託事業として、福岡市東部地域に位置する三大学が連携し、学生有志14名によるアクションリサーチを行いました。参加者の多くは、アイランドシティを訪れた経験が一度もなく真っ白な状況でのスタートでしたが、合同学習会や現地見学会の学びを基に、学生がテーマを立て、班に分かれてリサーチし、結果をまとめ、発表会の開催ならびに小冊子とポスターを作製する運びとなりました。リサーチ活動は試行錯誤を重ねて大変な作業でしたが、その過程で得た活動は有益な学習機会と成果が得られたと思います。米国立訓練研究所によれば、知識定着率の低い下位の教育方法は「講義」や「読書」である一方、「他者に教える」「実践的経験」は上位に挙げられています。上位の教育方法は本事業で主とした活動と一致するため教育効果が高いと言えるでしょう。 最後に、本取組は東部地域三大学の知的資源?マンパワーを活かしながら、アイランドシティの魅力づくりや効果的な情報発信を行うパイロット事業です。短期間の制約から活動は限定されましたが、時間の経過とともにアイランドシティのまちの姿は刻々と変化することが予想されます。本事業がより良いまちづくりに向けた東部地域大学連携事業の一歩となることを願います。福岡女子大学国際文理学部岩﨑 慎平おわりに21