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5月18日 キックオフイベント「触れて作品と対話する」

2019年06月20日活動報告

5月18日 本事業のキックオフイベント
片山博詞氏の彫刻を「触れて作品と対話する」ワークショップを開催しました。

国立民族学博物館 准教授 広瀬浩二郎先生と片山博詞先生をお迎えし、参加された皆さんは終始笑顔で、本当に素敵なワークショップとなりました。



広瀬先生が実際に彫刻を触りながらレクチャーをしてくださいました。
そのことをふまえて参加者の皆さんはアイマスクをして片山先生の彫刻を触りました。皆さん笑顔で「ワクワクする!」と楽しみな様子でしたが、いざアイマスクをして誘導され歩き始めると表情が一転。不安と恐怖の声が上がりました。彫刻に指先が当たり、触り始めるとまた一転。真剣になる方、いろいろな発見を楽しまれる方、そしてお互いに話して情報を共有されました。



決められた3分という短い時間は足りなかったチームも多く「どうなっとったと~?」「モヤモヤする~!」と言いながらも笑顔で終了。

彫刻に触れる体験の後は、個人個人でいろいろと発見したこと、感じたこと、思ったことなどをチームで共有しました。



?3分間だと時間が足りなくて、込められた思いやタイトルまで及ばない。10分くらい触れてらもっと違う世界があったかも知れない。
?やっぱり答えを探す触り方をしてしまう。楽しむというよりも意味を探してしまう。
?片山先生の作品の性格を知ってから片山先生の作品ではないものを触ったらまた違うだろうと思った。
?触って鑑賞するというのはものすごく新鮮な喜びがあった。
?アイマスクは不安で恐怖だった。
?目で見ていることでどれだけの先入観を持っているのだろうと思った。
?情報の「点」が「線」にならない時の戸惑い。
?片山先生の作品は「質感」を大事にされていることは見るだけではわからなかった。
などなど。いろいろな意見が出るたび共感したり、感心したり、この時間も皆さん楽しそうで笑顔で終えました。

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